氷の冷徹さというか、あの感じいいですよね。氷の魔法が使えたらなんて、何度思ったことでしょうか。
現実では氷の魔法は使えないけど、画像の中ならできないことはない。
やってみよう。そう思ったけど、いい感じの魔法使ってるようなポーズの写真がないんですね。
しょうがないので、氷の女王っぽいのでもやりますか。
氷の女王を作る
今回の完成品はこれです。
写真の準備
まあそれっぽい写真ならなんでもいいんですが、僕が利用したのはUnsplashというサイトです。ここの写真はとにかくクオリティが高いですね。いい写真しかないです。
今回使う写真はこの3つ。
女王のモデル
氷
水
この3つを合成させて氷の女王を作っていきます。
背景を作る
背景は氷一面です。この背景は氷の写真を選択して切り抜いているだけ。
クイック選択ツールでも良さげですが、色が単一でうまく選択できないのでパスで囲って選択範囲にしましょう。 パスを作ったら上部の「選択」を押すことで、パスで作った範囲を選択範囲にすることができます。
後はコピーしたものを貼り付けて、自由選択で適当な形にします。レイヤーをコピーしまくれば、背景の完成です。
女王の切り抜き
クイック選択ツールで女王となる方を選択しましょう。そしたらコピーして背景となる氷の画像に貼り付けです。
ここまでで氷の背景に切り取った女性の写真が載っているはずです。このままでは氷感が足りないので、水の服と氷の帽子をかぶせてあげます。
服を水で作る
完成品を見て分かる通り、服は水っぽいですよね。これは、水の写真を切り抜いてそれっぽく加工してあります。
使いたい水の部分を選択し、切り抜きます。クイック選択ツールを使っています。 それを服の部分に貼り付けましょう。
ただ今のままだと花柄の服が邪魔してうまく水の衣を着せてあげることができないです。切り取ろう。
クイック選択ツールで選択し、deleteキーで削除。ここから水をかぶせていきます。 水の衣は1枚ではそれっぽい雰囲気が出ないので、レイヤーをいくつかコピーして重ね合わせます。
重ね合わせる時には、通常でかぶせるのではなく、「ソフトライト」や「ハードライト」で重ねるといい感じになります。 色味も調整したいので、「色調補正」→「カラーバランス」で色を整えてあげましょう。シアンや青を強めたりしてみるとどうでしょう。
水の形が気に入らない時には、水の形を「フィルター」→「ゆがみ」でゆがめましょう。
これを何回か繰り返していくと水の服ができ上がります。
氷の帽子を作る
続いて氷の帽子を作っていきます。
帽子には画像のパターンを使っています。使う画像は、今回使用している氷の画像です。長方形選択ツールで適当に画像を選択し、「編集」→「パターンを定義」でパターンを追加しましょう。
後は、帽子をクイック選択ツールで選択し、「塗りつぶし」→「パターン」→「カスタムパターン」から先ほど定義した氷の画像を選択します。
ただ、これだけではまだ何とも言えないですよね。もう少しリアリティを出すために、水を使いましょう。
先ほどの水の画像を貼り付け、帽子の形に合うように変形させます。色も薄いのでカラーバランスで整えましょう。
レイヤーの重なり方も「焼き込みカラー」あたりを選択しておくといいでしょう。ここら辺は色々試してみるといいですね。 今までと同様に形が微妙に気に入らなかったらゆがませましょう。
この流れを何回かやることによって帽子の完成です。
色味を調整する
最後に人物の色味を調整しましょう。今のままではだいぶ鮮やかな色なので、氷の色に近いカラーにします。人物のレイヤーを選択し、「色調補正」から「カラーバランス」。シアンの色を強めると寒色系の色になりますね。